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相続関係が複雑化する!(相続登記シリーズ④)

できるだけわかりやすい相続登記シリーズ④です。

前回のブログでは公的証明書には保存期間が決まっており、取得できなくなってしまった場合は少し手続きが複雑になるので、きるだけ早く済ませたほうがよいと書きました。今回はさらに深刻な問題である「相続関係が複雑化する!」です。

このような事例があるとします。
山田太郎さんが亡くなりました、相続人は妻である山田春子さん、長男の山田一郎さん、二男の山田二郎さんです。一郎さんは結婚して実家から出て行きました、子供が1人います、二郎さんは未婚です。相続財産は春子さんと二郎さんが住むマンションです。

春子さんはマンションの名義変更(相続登記)について、一郎さん、二郎さんと話合わなければいけないと思いつつも日々の生活に追われ、話し合いをもたないまま3年が経過しました。もちろん、できるだけわかりやすい相続登記シリーズ②で説明したとおり、相続登記に期限はないので法的にはなんの問題もありません。

が、しかし若くして突然、長男の一郎さんが亡くなってしまったのです。一郎さんの相続人は妻の山田秋子さん、子供の山田五郎くんです。

一郎さんの葬儀後、秋子さんは春子さんにこう言いました「お母様の住むマンションに関して、亡くなった一郎さんには1/4の権利(相続分)があります、その1/4の権利を私と五郎が半分ずつ相続するので、マンションに関して私は1/8、五郎も1/8の権利があります。お母様はこのままマンションに住み続けるでしょうから、私たちはマンションの権利はいらないので、それぞれ1/8の割合に相当する金銭を請求させて頂きます。マンションの時価は2000万円らしいので2000万円の1/8は250万円になります!」

春子さんは後悔しました、一郎さんが生きているときに、マンションの相続登記のことをきちんと話し合っていたら、たぶん私一人の名義になっていただろう、生前、一郎さんもマンションはお母さんの名義にしたらと言っていたのに…。

このように、相続登記をおこなわずに放置しておいた場合、新たな相続人が出現することがあります、新たに相続人が自分の意思に合致するような話し合いができる人あれば良いのですが、事例のように自分の意思どおりうまくいかない事も多々あります。このような事がないように先々を見据えて、できるだけ早く相続登記を済ませましょう。(姥圭太郎)
20130516相続関係説明図(ブログ用)0001

※五郎くんが未成年者の場合、家庭裁判所に五郎くんのために特別代理人の選任申立をおこない、特別代理人が他の相続人と遺産分割協議をおこない、特別代理人が請求をおこなうことになります。

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