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相続関係が複雑化する②!(相続登記シリーズ⑤)

できるだけわかりやすい相続登記シリーズ⑤です。
前回は早めに相続登記をおこなわないと、新たに相続人が出現し、話し合いが難しくなることがあると書きましたが、今回も事案の紹介です。

このような事例があるとします。
20130528相続関係説明図(ブログ用)0001
(左側の表を見てください)
山田太郎さんが亡くなりました、妻は既に亡くなっていますので、相続人は兄弟4名です。
相続財産には太郎さんと長男の一郎さんが住む実家(一戸建て)があります。

実家の名義については、兄弟間ではっきりとした話し合いをもちませんでしたが、太郎さんと同居していた長男の一郎さん名義になるものと一郎さんも妻の春子さんも思っていましたが、話し合いをもつことなく、亡くなった太郎さん名義の実家に住んでいました。

(右側の表を見てください)
7年後、一郎さんが亡くなりました。一郎さんの相続人は妻の春子さんと長男の五郎さん(25歳)です。
春子さんは自分と五郎さんの住むところが太郎さん名義のままになっていることを思いだし、司法書士に相談しました。司法書士が言うには、一郎さんの相続人は春子さんと五郎さんになり、一郎さんの持っていた相続分1/4を半分ずつ相続するので、不動産に対する相続分は1/8ずつになるとのことです(1/4×1/2=1/8)。

春子さんはなんとか自分の名義にしたいと思いますが、それには一郎さんの兄弟3名と話しあいをもつことが必要とのことです。一郎さんの兄弟3名は全員遠方に住んでおり、一郎さんが存命中から疎遠でほとんど会ったことがありません。そんな兄弟3名と話し合いがうまくいくか春子さんはとても心配です。

そして司法書士こう言われました「もし、一郎さんが存命中に兄弟4名で話しあいをもち、一郎さん名義へ相続登記をおこなっていたら、春子さんと五郎さんだけの話し合いで済んだのですが…」

このように、相続登記をおこなわずに放置しておいた場合、疎遠になっていた親族と話し合いを持たなければならないがあります、疎遠になっていた親族がこころよく話し合いに応じてくれて、自分の意思に合致するような話し合いができれば良いのですが、そうではない場合もしばしばあります。このような事がないように先々も見据えて、できるだけ早く相続登記を済ませましょう。(姥圭太郎)
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